代表取締役の澤田です。
前回は「ブラックコンサルティング」について触れました。今回はその逆、「ホワイトコンサルティング」について。
弊社の「語り人」事業部では、英語落語家やパブリックスピーカーとしての活動が事業化されています。新型コロナウイルスの影響で2020年2月以降、公演・講演のご依頼、全くない状態のため、なんとかしないと!と知恵を絞り、行動しているところです。
ホワイトコンサルティングは、この「語り人」事業部の活動がピタリと当てはまります。
「ここでお客さん、笑ってくれないかな?」
「このフレーズでお客さんのハート、掴もう」
「よし、ここで長い間で笑いを増幅だ!」
とりわけ落語は、お客さんとのコラボレーションでできあがる芸能です。お客さんの想像力なしには、落語の世界を楽しむことはできません。
高座からお客さんの雰囲気を確かめ、間を長くとったり短くしたり、または下品なジョークを入れたり入れなかったり・・・ステージごとに微調整が行なわれます。
こちらの予想に対してお客さんがその通りに反応する。こちらも高揚感に満たされますし、お客さんも笑いに包まれたり、人情噺に感動してくださったり。
win-win の関係になるのですよね。
そういう意味で、私は、ホワイトコンサルティングという言葉を使わせてもらっています。誰も傷つかない、皆がほっこりする。そんなコンサルティングです。
前述のとおり、お客さんとのコラボレーションでできあがっている落語です。ですからオンラインとの相性は、決して良いものではない・・・と思っています、思っていました。しかしながら、日本語の落語の世界、プロの噺家さん達も、オンラインでの興行に第一歩を踏み出しています。
(「語り人」事業部では、プロの噺家さんへのリスペクトのために、日本語での落語は一切行ないません)
「語り人」事業部にも、本当ならば現地にお邪魔するはずだったアメリカなどから「オンラインでのパフォーマンスはできないか?」という問い合わせも頂戴しています。
オンライン公演という新しいジャンルへの挑戦、待ったなしです。お客さんの空気を読まない状態での英語落語・・・どうなることやら、です。
この対照的な2色のコンサルティング、弊社の大きな特徴です。
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